9月24日(水)、仙台市の心のバリアフリー推進事業の一環で、笙演奏家の笙YUUさんをゲストティーチャーにお招きして、4年生のこどもたちが出前授業を行いました。
笙YUUさんは仙台市在住で、障がいを持ちながらも13歳から笙を学び始め、国内外で様々な賞を受賞するほどの笙演奏家になられたのだそうです。こどもたちは初めて見る笙の音色に聴き入りながら、いろいろなお話を興味深く伺っていました。有名な越天楽のほか、アニメの曲やカノン、ビリーブなど、こどもたちの知っている曲もたくさん演奏してくださいました。
笙YUUさんのお父様からは、笙の歴史から音の鳴る仕組み、演奏の仕方まで丁寧に教えていただきました。笙は竹でできていて、穴を押さえたところだけ音が出るのだそうです。6音同時に音を鳴らす和音楽器で、息を吸っても吐いても同じ音が同じように出るため、息継ぎをしなくても演奏し続けられるそうです。驚きですね。
最後に、代表の子たちが実際に笙の演奏体験をさせていただきました。どの子もしっかり音を出すことができ、貴重な体験になりました。
美しい音色と、笙演奏家になるまでの貴重なお話は、こどもたちの心に刻まれたことと思います。今回の授業をきっかけに、障がいを持つ方のことや雅楽などの伝統文化に興味を持つ子が増えるとうれしいです。